【経済】意外と影響大!シェール革命ってなんだ??
おばんです!ながさわです!
本日もご覧いただきありがとうございます☆
みなさんは『シェール革命』という言葉を聞いたことはありますか??
言葉は知っているけれども中身に関しては知らない方も多いのではないでしょうか❓❗
今日はそんなシェール革命について、簡潔に解説していきます😆
たまには商社マンらしいところもみせていきますよ~笑
シェールガスとは?
シェールガスとは、地下2,000m付近のシェール層に眠っている天然ガスのことです🚗
ガスではなく液体の原油の場合にはシェールオイルと呼ばれます!
シェールは日本語だと頁岩(けつがん)といいまして、泥が固まった岩石の層です!
シェールには、太古の昔にプランクトンや海藻などの有機物が堆積しており、それが地熱や圧力など受けてガスや原油に変わったために、沢山の資源が生成されています😃
シェール革命
そんなシェールガスは、層が深すぎるが故に採掘が難しく、設備などの経費が高くついてしまうので、採算が合わないものとされて開発されてきませんでした😑
しかし、2000年代後半、主に2つの理由から急速にシェールガスの採掘が広がります!
①3つの技術革新
水平坑井・水圧破砕・マイクロサイズミックの3つの技術革新が大きな影響を与えました💡
詳細については非常に長くなるので端折りますが、端的に言うと、安価に精度高くガスを採掘できるようになったってことです(^^♪
めちゃくちゃ大事!!
②原油の高騰
シェールガスは採掘コストが高く、採算が合わない点がネックとなっていました!
しかし、2004年以降に原油が高騰して、シェールガスの原価でも利益を出せる水準となったために、急速に開発が進められました🚢
シェールガスでなにが変わった?
アメリカで大量のガス・原油が取れることは日本にとっても影響が大きいことです。
では、具体的にどんな変化があったのでしょうか🤔
原油価格の観点から
シェールガスの登場により、アメリカが今まで輸入していた天然ガスや原油は国内で賄えるようになりました🈵
即ち需給バランスの供給側が増大しましたので価格は下がる傾向が強まりました!
また、今までは産油国の集まりであるOPECプラスが需給バランスを勘案して、生産量を調整し価格を維持していたのですが、アメリカはそのOPECプラスには加入しておりませんので、採算が合う限りは積極的に生産を続ける傾向があります🎈
全体としてシェール革命により資源価格は下がりやすい状態となっています🤗
私たちの生活にとっては、ガソリンなどの価格が低い水準で推移しやすいのでメリットがありますね♪
地政学リスクの観点
原油と言えば中東!というイメージがありますよね!
実際に日本は原油のほとんどを中東のサウジアラビアやアラブ首長国連邦などから輸入しています🌍
中東は情勢が安定していない点がネックで、オイルショックのような原油高騰リスク・供給不安を常に抱えています😢
一方アメリカは情勢が安定している国で、かつ同盟国でもあるので、安定感のある仕入先となります👍
まだまだ日本は中東への依存度が高いですが、アメリカのシェール革命は日本にとっても新たな選択肢を与えてくれているのです❗
反対に、マイナスとなり得る要素もあります。
日本をはじめアメリカに近い各国が原油を中東から仕入れていたり、アメリカ自身も原油を輸入していましたので、アメリカには中東情勢を安定させる必要性がありました。
しかし、自国で原油を採掘し、中東への依存度が全体と低くなれば、中東の安定に対して関心がなくなります💦
トランプ政権以降、アメリカが中東への関与が薄まっているのは、中東の重要性が低下した点、中国が台頭してきた点などから、お金と軍隊を投入する先を変えてきたことが原因の1つと言われています⭐
テロ集団などからすれば、この状況は喜ばしいことですので、中東情勢には今後さらに注意が必要です🍴
ガスや石油などの資源は、経済・政治・宗教などの問題とも複雑に絡み合うことが特徴です🚎
日本は資源に乏しい国だからこそ、資源確保のために敏感にならざるを得ません😮
正しく情報を収集して、理解しておきたいですね🍀
今日は内容が堅苦しくなってしまったので明日は趣味のお酒について書いていきます🍷🍷
今日も明日も充実した日々を!
それでは、また!